クリエイター支援プログラム

 「下請け」と「パートナー」の違い

あなたの時給はいくらですか?

下請けクリエイターのあなたが、元請けクライアントから、月々定期的に報酬を得ているとします。

その金額を一か月間あなたが働いた時間数で割ってみてください。そうするとあなたの時給がわかります。

この方法で、あるクリエイターに計算してもらったところ、一か月に196時間働き、報酬は150,000円、時給に換算すると約765円となりました。近所のコンビニの時給が1,000円なので、コンビニ店員が毎日8時間、一か月に20日(160時間)働いた給料よりも低いわけです。

このような考え方は、成果物を納品し、その対価を得るという形態で事業を営んでいる身としては、勘違いも甚だしいのかもしれません。ましてや、元請けに対して「自分の時給はこんなに低いから、金額を上げて欲しい」と交渉しようものなら、その場で呆れられ、最悪契約を解除されるかもしれません。

ただ、案件が立て込んできて、あなた一人で手が回らなくなった場合、もしアルバイトを雇うことになったらどうでしょう。

普通、アルバイトは時給で費用を考えることになりますが、どのように金額設定しますか。目安で算出した自分の時給765円でしょうか。

ちなみに、平成28年10月1日より、東京都最低賃金は932円です。
(参考:東京労働局サイト

あふれた案件をアルバイトにやってもらうことで、元請けへの納品はできると思いますが、得られる報酬よりもアルバイトへの支払の方が高くなってしまうかもしれませんね。

「下請け」の収益配分

私のクライアントのAさんに、以下のような案件がありました(費用はわかりやすくしてあります)。

元請けが100万円でコーポレートサイト制作案件を受注し、制作依頼がAさんに来ました。制作期間は2ヵ月間。その時の収益配分は以下のような感じだったそうです。

区分 作業内容(例) 費用例
元請け
  • プロデュース
  • ディレクション
  • コンサルティング
70万円
下請け
  • デザイン
  • ライティング
  • コーディング
  • エンジニアリング
30万円
合計   100万円

元請けが全体の7割、Aさんのところには3割という収益配分となるわけですが、作業内容について伺ったところ、元請けの担当は最初のキックオフミーティングに出席していたものの、それ以降、発注元のやり取り含め、Aさんにほぼ丸投げだったそうです。

不公平な感じがしますが、業種内カーストに留まり、無言の圧力に晒されている以上、受け入れざるを得ないのかもしれません。

「パートナー」の収益配分

ところで、当サイトで度々出てくる「パートナー」とはいったいどういうものでしょう。下請け全般を「パートナー」と呼んでいる制作会社もいるので、とても曖昧ですが、当サイトでは「下請け」と「パートナー」を、収益配分で見分けています。

Aさんの例でいうと、コーポレートサイト制作案件100万円の収益配分は、パートナーになると、以下のようになるという考えです。

区分 作業内容(例) 費用例
元請け
  • 紹介
20万円
(紹介手数料)
パートナー
  • プロデュース
  • ディレクション
  • コンサルティング
  • デザイン
  • ライティング
  • コーディング
  • エンジニアリング
80万円
合計   100万円

収益配分が元請け3割に対し、パートナーは8割になっています。下請けと違い、収益配分は逆転しています。

ただし、パートナーの作業内容には「プロデュース」「ディレクション」「コンサルティング」が追加されているのがわかると思います。

Aさんの場合、「下請け」という立場で行った作業は、契約上は「デザイン」「ライティング」「コーディング」「エンジニアリング」です。しかしながら、実際には発注元に対する様々な提案やスケジュールの確認・調整といった、元請けがやるべき「プロデュース」「ディレクション」「コンサルティング」という領域まで含まれています。要するに、Aさんは下請けでもパートナーでも、作業内容はほとんど変わらないのです。

元請け側は紹介のみで、制作には一切タッチしないので、紹介手数料という形で2割をキックバックするわけです。

つまり、元請けとパートナー関係を結び、仕事を紹介していただくかわりに、元請けを代行する形で、発注元とコーポレートサイトの制作を行うことになります。このとき、Aさんは、仕事を紹介してくれた元請けに対し、紹介料という形で2割支払います。一方、自分が頭を使い、手を動かした対価として、制作費8割を得るわけです。

「パートナー」の時給は?

先ほどのパートナーの報酬金額が80万円。制作期間が2ヵ月間なので1ヵ月あたり40万円。同じように196時間働いたとすると、時給約2,040円となり、倍以上となります。

下請けでの働き方しか経験していないクリエイターの方は、「こんなの理想でしかない」と思うでしょう。でもあなた自身、元請け無しでも一人でホームページを制作できる素養はお持ちだと思います。

では、元請けにあって、下請けのあなたにないものは何でしょう。

元請けから「パートナー」として認められるには?

元請けとなる制作会社が、クライアントから100万円の仕事をもらえるのは、その元請けが他の制作会社より優れているからというわけではありません。世の中には優れたもので溢れていて、それらのどれをお手本にとってもクライアントの要望に当てはめることはできるでしょう。

では、なぜ仕事がもらえるのでしょうか?

クライアントの組織内で制作発注のOKを出すのは、ホームページ担当者ではなく、その部署の責任者、中小企業であれば経営者です。組織の上に行けば行くほど、選択基準は技術力やデザイン力よりも、取引を行う会社が信頼できるかどうかということを重要視します。

つまり、元請けが100万円の仕事を受注できるのは、クライアントと信頼関係を築けているからです。

それは元請けも同じです。あなたがもしソフトウェアのスキルやデザイン力、ライティング力、エンジニアリングスキルをアピールするだけだったら、元請けからは、代替可能な下請けクリエイターとして記憶されるでしょう。

しかし、元請けと信頼関係を築くことができれば、元請けはあなたをパートナーとして扱い、かつ発注元クライアントとの直接のやりとりを認めるでしょう。

ではどうすれば信頼関係が築けるようになるのか。

発注元のクライアントは、以下のようなコーポレートサイトを望んでいます。

  • 自分の会社をきちんと伝えてくれること
  • 多くのお客様が訪れてくれること
  • 時流に沿っていること

この3つを実現するには、あなたが会社の業務内容を正しく理解し、SEOにも長け、WEB業界の流れを把握していることが必要になります。そして、このことを元請けにきちんと伝えることができれば、元請けもあなたを信頼し、自分のパートナーとして発注元に紹介してくれるでしょう。

パートナーとなるためのクリエイター支援プログラム

あなたが元請けのパートナーとして認められるには、オペレーションスキルや資格を取ることではありません。どんな会社なのかを理解でき、サイトにたくさんの客を呼び込み、それが時代遅れのものではないことを伝えられるかどうかです。

そのためには、次の3つを身に着けることが、パートナーへの近道と考えています。

  1. 発注元のビジネスモデル理解力
  2. 最新のSEOスキル
  3. 勉強習慣

1.発注元のビジネスモデル理解力

企業のコーポレートサイト制作のとき、その企業がどのようなビジネスモデルとなっているか理解する必要があります。

ただ、あなたのターゲットとする顧客の会社規模だと、上場企業ではなく、中小企業のコーポレートサイトになると思います。その時、その企業のサービス形態やキャッシュポイントが何であるかを、企業の研究や担当者との打合せを通じて理解し、コーポレートサイトのキャッチコピーやメインイメージに落とし込まなければいけません。

このビジネスモデルの理解について、NOOKでは、 一般社団法人シェア・ブレイン・ビジネス・スクールのビジネスモデル・デザイナー®認定プロジェクトの手法を用いています。

  • あらゆるビジネスモデルを7種類22分類という事業フォーマットに分類して考えるため、顧客理解が早くできる。
  • サービスとキャッシュポイントをフロー図で視覚化するため、顧客への提案がしやすい。

NOOKでは、代表の杉﨑が一般社団法人シェア・ブレイン・ビジネス・スクール認定講師として定期的に講座を開催しています。

開催については、当サイトまたはシェア・ブレイン・ビジネス・スクールにて告知いたします。

2.最新のSEOスキル

NOOKでは、Wordpressで構築できるサイトをベースに、企業にネットからの集客を提案していますが、そこで重要視しているのは、SEOです。

「いまさらSEOかよ」と言われそうですが、2017年3月9日の朝日新聞にGoogle関連の記事が出たことで、SEO施策の重要性を再認識しました。(参考:「グーグル、検索順位の強制下げ続々 不適切な手法横行で」、「グーグル検索、水面下の攻防 順位操作の技術競争過熱」)

SEOは、ページ内の文字列調整と、HTMLを最適化する内部施策、他のサイトからリンクをもらったり、訪れてもらう外部施策がありますが、この支援プログラムでは、以下の点を習得いただきます。

  • SEOチューニング(内部施策)
  • 記事の作成と投稿のタイミング(内部施策・外部施策)
  • SNSとの連携(外部施策)

3.勉強習慣

2016年9月に行われた「失敗をゼロにする企業ノウハウが学べるシンポジウム」で、起業した人に対し、神田昌典氏が勉強することの大切さを言われていました。その考えに共感し、NOOKでもクリエイター向けの勉強会を定期的に開催します。

  • Googleが発行する各種ガイドラインの把握
  • 名著と言われる書籍の読書
  • 様々なビジネス事例研究

お申し込みの流れ

  1. 下記「本サービスへのお申し込み」フォームより、お申込みいただきます。
  2. 担当から折り返しご連絡させていただき、スカイプでの無料カウンセリングの日程を決めさせていただきます。
  3. スカイプにて、30分無料カウンセリングを行います。
  4. ご検討いただき、正式にお申し込みいただいた後、支援サービスを開始いたします。

本支援サービスの期間

「発注元のビジネスモデル理解力」「最新のSEOスキル」「勉強習慣」を身に着けていただくためのプログラムとして、以下の期間を設定しています。

プログラム 期間
発注元のビジネスモデル理解力 2ヵ月
最新のSEOスキル 2ヵ月
勉強習慣 2ヵ月
合計 6ヵ月

6ヵ月間というのは、長いと思われるかもしれません。似たような内容で、3時間とか、長くても3日間といったセミナーが開催されています。ただ、ショートカットとして学ぶ分には良いかもしれませんが、それがあなたの身に着き、パートナーとして自分の事業に活かせるようになるかといえば、無理でしょう。

あなたの体に染みついた下請けマインドは非常に根深いものです。それをパートナーマインドで上書きするには、6ヵ月でも短いと考えています。

本支援サービス料金

180,000円(税抜)

※事前にお振込みいただく形となります。
※月々の分割でお支払いをご希望される方は、ご相談ください。

本支援サービスへのお申し込み

以下のフォームよりお申し込みください。担当より30分無料スカイプセッションのご案内を差し上げます。